古代文明からインカ帝国進出まで
BC1500-BC250年頃 チリバ文化(チチカカ湖周辺)
BC200年頃-12世紀  ティワナク文化(中央-南アンデス北部)
12世紀-1470年頃    アイマラ諸王国が栄える
15世紀後半      アイマラ諸王国がインカの一部となる
インカ帝国とはのちにスペイン人がつけた名称で、彼らはタワンティンスーユと自らを呼んだ。現在のボリビアに当たる地域には王国が築かれていた。しかしインカの進出を受けて、帝国内における4つの州のうちのひとつコリャスーユの一部となったものの、アイマラ諸王国として王国は継続した。
スペインによる植民地時代
1532年 インカ帝国崩壊。スペインによる植民地化が始まる。
1540年 ラプラタ市(現在のスクレ)が建設される
1545年 ポトシ銀山発見
1548年 ラパス市が建設される
1560年頃から現在のボリビア地域はアルト・ペルーと呼ばれるようになった。16世紀末から17世紀前半、ポトシは人口約16万人を擁する世界有数の都市となった。しかし18世紀になるとポトシの銀は急に枯渇し、圧政に苦しむ先住民らが蜂起し、1781年トゥパック・カタリの反乱が起こったが、スペイン側が鎮圧。彼は現在もボリビアの国民的英雄である。
独立戦争
1809年 ラパスで独立運動が起こる
1816年 現アルゼンチンの一部が独立宣言
1825年8月6日 アルト・ペルー独立宣言
キトとともに南米で最も早く独立運動が起こったが、解放までに最も時間を要した国のひとつである。解放者ボリーバルにちなんでボリーバル共和国とし、その後ボリビア共和国に変更された。当時のボリビアの人口は約110万人。スペイン語を話したのは国民の2割に過ぎず、ポトシ銀山は衰退、自由貿易化の波にさらされ国際市場における競争力に乏しい状態での独立となった。
相次ぐ戦争
独立後の政治的、経済的混沌から好転しはじめたころ、未曾有の危機を向かえた。
1884年 太平洋岸の領土をチリに割譲。海のない内陸国となる(太平洋戦争)
1900年 ラパスが事実上の首都に
1903年 ゴムの一大生産地であったブラジル国境地域をブラジルに割譲(アクレ紛争)
1910年 錫の生産が1890年代の20倍に
1929年 世界大恐慌発生。好転したボリビア経済に大打撃を受ける
1932年 グラン・チャコとパラグアイ川の利権からパラグアイに宣戦布告(チャコ戦争)
1938年 チャコ戦争が正式に終結。チャコ地方がパラグアイの領土となる。
      これにより、領土が最大時の約半分となった。
ボリビア革命とその後
1952年 先住民の選挙権や公民権を認めた新憲法の採択
     (ボリビア革命)
1959年 大プランテーション解体、小作人への土地分与。
     (農地改革)
1964年 軍によるクーデター。以降1982年まで軍政。
     (ボリビア革命の終焉)
1967年 約1年におよぶゲリラ活動の末、チェ・ゲバラが戦死
1969年から1982年までに11名の大統領、5回のクーデターと社会経済が混乱をきわめた。
現在まで
1982年 民政復帰。この頃から激しいインフレが起こる
1986年 8,000%超のインフレを抑制
1993年 初の先住民出身の副大統領就任
1997年 コカ栽培撲滅運動、一定の効果を収める
2003年 ボリビアガス紛争。現職の大統領がアメリカへ亡命する事態に
2006年 ボリビア初の先住民出身のエボ・モラレスが大統領就任
2009年 大統領選の結果、現職のモラレス氏が再当選
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